持株会での運用をされている方で本当はキャッシュフローを改善したいと考えている人も多いのではないでしょうか。
配当金を出している企業の持株会では原則、再投資され配当月の株式購入へと充てられます。配当金が再投資されることで複利運用が可能になることはこちらの記事で紹介しました。
持株会を始めるのに向いている前提条件は
- 奨励金が10%あること
- 配当金が出ること
この2つを満たしている人は積極的に利用する価値があるよ!
今回は複利効果による資産形成ではなく「キャッシュフロー改善」のために持株会を利用する方法を紹介したいと思います!
- 持株会で配当金を受け取りたい
- 持株会でキャッシュフローを改善したい
- 持株会のお得な運用方法を知りたい
では早速配当金を受け取る方法から紹介していきたいと思います!
持株会で配当金を受け取る方法
持株会で配当金を受け取る方法は2つあります。
- 持株会の申し込み時に開設した証券口座(特定口座)で受け取る方法
- 別の証券口座(特定口座)で受け取る方法
いずれも証券口座のみで受取が可能です。
①持株会申し込み時に開設した証券口座(特定口座)で受け取る
まずは1番簡単な持株会申し込み時に開設した証券口座(特定口座)で受け取る方法について説明したいと思います。
持株会加入時に持株会口座だけでなく運営する証券会社で特定口座も一緒に開設した人は多い思います。持株会での運用のみの場合は基本的には不要ですが、持株会から単元化された株式を引出す際の引出先として必要になってくるため、必ず開設するようにしましょう!
まだの人はまず持株会の運営している証券口座でも特定口座を開設してね!
持株会で運用している株式から配当金を受け取るには管理者を「持株会の理事長名義」から「加入者個人の名義」に変更する必要があります。と言ってもすごく簡単で、持株会で単元化された株式は100株単位で引き出すことが可能になるので、単元化されたものを必要分だけ「引出し申請をする」だけです!
引出した株式は事前に開設した同じ証券口座の特定口座で管理されるので、あとは配当金が証券口座に振り込まれるのを待つだけです!
本当にとても簡単ね。ゴリラでも出来るわ。
でも振り込まれた配当金はどうすれば現金として手持ちの口座へ移すことが出来るの?
それも特定口座を解説する時に設定した銀行口座で受取が可能だよ!
持株会での運用は給与天引きのため、拠出額があまり大きくない場合は単元化されるのに時間がかかるため特定口座開設時に金融機関の口座を設定したことすら忘れがちですが、基本的には特定口座開設時に全員設定済みなので心配はありません!
あとは特定口座に配当金が振り込まれたのを確認して、「銀行口座へ引出す」を選択すれば、翌日には手持ちの銀行口座への入金が確認できました。
(※証券口座から銀行口座への振込み手数料は僕が利用している「大和証券→ゆうちょ銀行」では無料で行うことが出来ました!)
最初に特定口座を開設しておけば後は「引出す」だけで持株会で運営していた株式から配当金を受け取ることが出来るようになるね!
②別の証券口座(特定口座)で受け取る
次は別の証券口座で受け取る方法について紹介していきたいと思います!
以前、持株会で単元化された株式を引出し・別の証券口座へ移管する方法を紹介しました。
ここで紹介した通り、持株会から引出した株式を別の証券口座に移管しても手数料は一切かからずに移管できるため、将来的な売却などを考えると移管した方が良いです。
株式移管後はすでに所有・管理している他の株式と大きな違いはなく配当月になると証券口座に配当金が振り込まれます。
既に所有・管理している株式との違いとして注意が必要なのは、自社株は持株会から移管して個人名義となった場合でも売買のタイミングはインサイダー取引の観点から制限があることに注意が必要だよ!
注意点:配当金の権利日時点で管理している口座で受け取りになる
紹介した2つについての注意点としては「配当金の受取は権利日時点で管理している口座での受け取りになる」ということです!
配当月なのに、移管先の証券口座に配当金が振り込まれていない!という場合は持株会を運営している移管前の証券口座内を確認してください。
どちらの証券口座に振り込まれても基本的には手数料無料で銀行口座へ引き出すことが出来るから特に心配は無いね!
まとめ:持株会にひと手間かけてキャッシュフローを改善
一般的な資産形成の王道についてかかれているものの殆どが、持株会はサラリーマンの場合、給与と資産が同じになり会社に依存するため「NG」と書かれています。
そして、ほとんどの人が思考停止で持株会を利用することなく資産形成を行うことになります。
でも実際には持株会を利用した方がより効率的に資産形成を行える優良企業に属している人も沢山います。サラリーマンの資産形成において会社の福利厚生で利用できるものは徹底的に利用するのはかなり有効な資産形成の手段です!
これから資産形成を始める人もすでに資産形成に励んでいる人も改めて自分の利用できるものを整理・確認してみると良いかもしれませんね!この記事のそんな中の一つになれば幸いです!
最後までお読みいただきありがとうございました♪
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