僕は入社して間もない頃、友人の紹介でプルデンシャル生命のドルRIという保険に入りました。
当時は全く調べもせずに【投資=博打】というイメージがあったので、投資にお金を回す気など毛頭ございませんでした。笑
挙句の果てには【呼ばれた飲み会は断らないのがマナー!】という需要の無い使命感のもと散財し、給料を全て老廃物にスムーズに変換していたといっても過言ではありません。苦笑
栄養分として留まらないどころか毎回記憶にも残っていない訳だから…若気の至りとはいえ、本当に無駄な行いね。
弁明の余地もございません。笑
そんなとにかく今の瞬間が楽しければいいと考えていた僕でも何故かこの保険だけは安心して入ってしまいました。
プルデンシャルのトップ営業マンは本当にめちゃくちゃ口が上手いんですよ…笑
という感じで、何となく入っていたこの保険ですが、、、結婚後に180°軌道修正をかけたことで「貯蓄と投資で概ね保障額と同額」まで資産を増やす事が出来たので、払済保険に変更することとしました。
今回はその判断基準・解約返戻金の推移などを実例を用いて紹介したいと思います!
- 固定費削減で保険料の支払額を減らしたい
- 保険料の支払い分を投資に回したい
- 損はしたくない
払済保険とは?
おさらいとして、そもそも払済保険とは…
契約している保険の保障期間はそのままに保険料の支払いを済ませること
(※解約返戻金がある積立型の保険であることが前提)
です。
自分の周りを見てみても、保険を入るときに将来までしっかりと考え切った上で入っている人は少なく、会社に営業に来た生保の人に「皆さんこれくらいの保険に入ってますよ!」
という、全く何の参考にもならない言葉で「じゃあいいか。」といういかにも日本人らしい決め方で保険に入る人がほとんどだと思います。
でも実際に入ってみると結婚などでお金が必要になり保険を見直すという定番の流れに入っていきますよね。笑
そして見直す時に自分が無駄に高額な保険に入っていることに気付くという…
僕は「保険なんか絶対要らん!!」という謎のメンタルがあったので掛け捨ての高額な生命保険には一切入っていませんでしたが(笑)
結婚して最低限の掛け捨ての生命保険には加入することにしました。
ここで払済保険を検討するべき人は次のような人です。
- 今すぐお金がいるわけではないが保険料を支払い続けるのが少し厳しい人
- 保険料の支払い分を投資に回したい人
- 払済保険とした場合の解約返戻金に満足できる人
このような人は解約ではなく払済保険を選択することで「保障を継続しながら保険料負担をなくす」ことが可能になります。
払済保険のメリット・デメリット
では実際に払済保険にした場合の僕が感じた「メリットとデメリット」を紹介したいと思います。
払済保険とすることで得られるメリットは下記の3点です。
- 保障は持ち続けられる
- 変更時から保険料の支払い不要
- 解約返戻金は増える
- 万一プルデンシャル生命が破綻しても保護される
それぞれのメリットをポイントを絞って分かりやすく解説していきます。
払済保険のメリット①:保障は持ち続けられる
やはり払い済み保険のメリットとして一番に挙げられるのは「保障は持ち続けることができる」ということだと思います。一般的に保険は解約と同時に保障がなくなりますが、払済保険に変更することである程度の保障を継続することが可能です。
この場合は保障額は現時点での解約返戻金となることが一般的だね。
※デメリットとしては払済保険の返戻金の方が保障額より小さくなるので、全体としての保障額は減ることとなります!
保障が無くなる訳ではないので、ある程度資産が増えてきた時点で払済保険へと変更することで支払いが減った保険料を株式等の投資に回した方が将来的に大きな資産となる可能性は高い!と考えれる人は一定のところで払い済み保険へと切り替えるのもありだと思います。
僕も「保障額<純資産額」となった時点でプルデンシャル生命のドルRIを払済保険へと変更したよ。
払済保険のメリット②:変更時から保険料の支払い不要
前述のとおり保障を持ちながらも保険料負担は無くすことが可能になります。
- 現時点で家計が厳しい
- 投資に資金を回したい
など考えている方にはオススメです!
貯蓄型保険は保険の特性上月々の支払額が一定額以上で始める方が多いのではないでしょうか。
独身時の生活費などを中心に余剰資金を貯蓄に回していた人でも、結婚や子の誕生などを境に自分の想定と異なる家計になり月々の支払いが難しくなる人が多くいます。
僕は独身時代から月々5万円くらいをプルデンシャル生命の保険に回していたけど、計画性が無さ過ぎて払済に変更するまでは中々家計を圧迫していたね…
でもアホみたいに保険に支払ってくれていたお陰でチビゴリちゃんの教育費はもう確保されていると思うと独身時代のパパも悪くないと思うよ!
父の見下し半端なしだけどw
満足いただけてるならOKです(なにが)
払済保険のメリット③:解約返戻金は増える
僕が個人的に大きなメリットと感じるのは「払済後も契約時の予定利率で保険会社が運用を続けてくれる」ことです。
変更時の年齢によりますが一般的に次のような方は解約返戻金が大きくなります。
- 過去の支払い額が多い(保険料が高い)
- 満期までの運用期間が長い
払済保険に変更した場合の解約返戻金の
払済保険のメリット④:万一プルデンシャル生命が破産しても保護される
保障、保障言うてますけど、会社つぶれたらどないしてくれますのん?
もし、会社が破綻したとしても生命保険契約者保護機構という法人が契約者を保護してくれる制度があるので心配はないよ!それよりも変な関西弁の方が注意した方が良いと思うよw
契約者を保護してくれる生命保険契約者保護機構とは、仮に生命保険会社が破綻してしまうと保険会社そのものに信頼をおけなくなってしまいます。そこで、生命保険会社への信頼を保つことができるように作られた法人です。
主に保険金の支払いや保険契約の転移などを行ってくれるので、払済保険へと変更する前の大前提として、安心して貯蓄目的でも保険契約できるのはメリットがあると思います。
総じて払済…いいじゃない!
今までの話からすると、一定の現金がたまったら払済一択ね!
僕も基本的には良いと思うんだけど、しっかりとデメリットも理解した方がいいよ!考えられるデメリットは主に次の2つだね。
- 特約が消える
- 保障額が減る可能性がある
払済保険のデメリット①:特約が消える
払済保険へと変更することで考えられるデメリットの一つとして(基本的には)特約が消える。ということがあります。
保険の種類にもよりますが、医療・介護・収入保障特約などでカバーしていた保険の場合は新たに別の保険に加入するなどの検討が必要になります。
僕の場合はあくまでも貯蓄前提でプルデンシャル生命の保険に入っていたから、特約に関しては気にすることなく払済保険へと出来たよ!
払済保険のデメリット②:保障額が減る可能性がある
もう一つのデメリットとして保障額が減るということがあげられます。
プルデンシャル生命の保険の場合などでもそうですが基本的には次のようになります。
「現時点での解約返戻金」=「新たな保障額」
貯蓄目的の保険として支払いが困難になり払済保険に変更する場合は、先ほどの特約と同様掛け捨て型の保険で自分が必要とする保障額となるように新たに保険に入り直すなどの検討が必要になってきます。
元々貯蓄型の保険に入る人は掛け捨てで損をするのが嫌だ!と思っている人が多いから新たに掛け捨ての保険に入るのは抵抗がある人が多そうね。
そうだね。僕は払済保険にする基準としては「新たに保険に入り直さなくてもいい」っていうのが当初からの考えだったから、これから貯蓄型の保険への加入を考えている人はある程度継続できるか考えて入ることをオススメします!
プルデンシャル生命(ドルRI保険)での解約返戻金の推移
払済保険へと変更するときに気にする人が多いのは、解約返戻金の推移だと思います。
実際保険料の支払いが厳しいけど、すぐに現金が必要な人は少ないと思います。その時に重要になってくるのは解約返戻金の将来の推移です。
僕の加入していた「プルデンシャル生命の米国ドル建リタイアメントインカム」を例に解約返戻金の推移はこちらの記事で紹介しています。
【実例紹介】プルデンシャル生命の米国ドルRIの解約返戻金の推移
(契約を継続した場合と払い済み保険に変更した場合)
詳細については記事の中でも紹介していますが、65歳で解約返戻金を受け取った場合の年利は2.3%になります。
一般的なインデックス投資などで得られるリターンと比べると低くなりますが、インデックス投資では出口部分で暴落が来た時などに資産を取り崩しづらくなるなど出口戦略が難しくなります。
一方で払済保険とした場合は、年利2.3%と決して大きなリターンではありませんが約束されたものと考えるとかなり安心感のある数字だと思います。
ちょうど優良な債権の利回りが2%前後だと考えると資金の一部を債券に投資しているという事にして考えているよ!(※実際には違います)
払済保険への変更に必要な手続き
では、どのような手続きが必要か?
自分の担当者に電話で、「払済保険に変更します!」と言えばOKです。笑
後日、お客様サービスの方から電話で確認があり、そこで間違いないことを伝えれば完了します。
ですが、担当者によっては引き止められるかもしれませんが、その時はこう言ってください!
資産が増えてきたので保障がそこまでいらなくなった。
払済にしてその分を投資に回そうと思う!
あなたのことを本当に思ってくれている担当者ならば、今後の資産運用の配分などについても相談に乗ってくれるかもしれません。先ずは自分の考えをしっかりと伝えましょう!
まとめ:現金に余裕があるなら払い済み保険はおすすめ!
今回、払済保険について実例紹介を交えて説明させていただきましたがいかがだったでしょうか?
最終的には自分で許容できるリスクと将来どの程度資産形成が進んでいるかをしっかりと計算したうえで自己判断してください!
(※将来の資産形成については、理想ではなくかなり控えめに計算することをお勧めします)
この記事が皆さんの資産形成に少しでも役立てばうれしいです!
最後までお読み頂きありがとうございました♪
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