以前にもまして最近よく聞くようになった仮想通貨(暗号資産)。
投資をしている人に限らず、投資をしていない人でも一度は仮想通貨という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?
テスラCEOのイーロンマスク氏の発言などにも敏感に反応し、今年に入っても日々乱高下を繰り返していますね。現時点での一般解は「金融資産としては安定性は低いもの」だと言われています。
実際に僕も仮想通貨は現時点では値動きが激しすぎて大きく資金投入する考えはないけど、ポートフォリオの5%以内を目安に買い進めているよ!
ほとんどの人が仮想通貨について「今あるお金に代わる新しい通貨だ!」とぼんやり考えていると思います。では「仮想通貨の価値」はどにように決まるのかなど知っていますか?
今日は仮想通貨について少し紹介したいと思います!
- 仮想通貨について知りたい
- 仮想通貨の価値の決まり方を知りたい仮
- 想通貨に投資をしたいけどどうやって始めればいいか分からない
では、仮想通貨について少しずつ詳しくなっていきましょう!
仮想通貨は「通貨?金融商品?資産?」
仮想通貨はそもそも通貨・金融商品・資産のどれに当てはまるのでしょうか?
日本銀行の公式HPでは次のように説明されています。
「暗号資産(仮想通貨)」とは、インターネット上でやりとりできる財産的価値であり、「資金決済に関する法律」において、次の性質をもつものと定義されています。
(1)不特定の者に対して、代金の支払い等に使用でき、かつ、法定通貨(日本円や米国ドル等)と相互に交換できる
(2)電子的に記録され、移転できる
(3)法定通貨または法定通貨建ての資産(プリペイドカード等)ではない
日本銀行HPより
法定通貨と相互に交換できるけど、法定通貨ではない…図書券的な?
イメージとしてはそんな感じ!
電子版でもう少しお金に近いイメージが良いかな。
仮想通貨は根幹技術である「ブロックチェーン」という仕組みによって、通貨としての信頼性・安全性が担保されています。なので、このブロックチェーン自体に大きな支障が起きた時は「信頼性を失って暴落する可能性が高い」と言われています!
じゃあ、仮想通貨は現時点は「通貨・金融書品・資産」のどれに当てはまるかと言われると「金融商品」に当てはまるのではないかと思います。
それは後程説明する「仮想通貨の価値」を考えたときに見えてきます!
仮想通貨の価値
仮想通貨の中でも現時点では一番有名なビットコインが全体の時価総額の大半を占めている。そのビットコインが代表とする仮想通貨にはどのような価値があるのでしょうか?
仮想通貨が持つ価値について、次の2つの側面で見て行きましょう!
- 通貨的側面:価値の交換
- 資産的側面:価値の保存
通貨的側面:価値の交換
まず一般的に考えられる通貨的側面としては等価交換といわれる「価値の交換」です。ですが、価値の交換にあたり大きな問題が2つあります。
- 問題点①:価値が安定しない
- 問題点②:価値の交換に時間がかかる
問題点①:価値が安定しない
仮想通貨には先ほど説明してきた通り現時点で存在する法定通貨などと比べると値動きが激しく「価値が安定しない」という事が大きな特徴があります。
この「価値が安定しない仮想通貨」を使って、今までのようにモノやサービスへの支払いをするのには不向きなため、価値の交換手段としては機能しがたいのが実情です。
また、一般的に仮想通貨は「長期保有するもの」という考えが浸透していることもあり、ほとんどの人が仮想通貨は決済手段ではなく、多少「価値が安定しなくても良い」投資手段と考えいる状態です。
問題点②:価値の交換に時間がかかる
他にも決済手段として大きな問題があります。
それは「価値が安定しない」ことに加え、取引の処理能力の問題です。
現状最も使用されているキャッシュレス決済手段であるクレジットカードは1秒間に数千~数万件の支払いが処理できるとされています。
一方で、仮想通貨は設計上、理論的に平均すると1秒間にほぼ7件程度しか処理できない仕組みとなっていて、取引が増えると積み残しが生じて処理が遅延するというキャッシュレス決済の大きなメリットを失ってしまいます。
支払い時間がかかることで本来自分が購入しよと考えていた値段ではモノを購入することが出来なくなってしまうようでは決済手段として「有効である!」とはとてもじゃありませんが言えません。
じゃあ、使えないじゃないか!
そう思うよね!でも今年の初めの方に結構なビッグニュースがあったんだよ!
ただ、米国のPayPalは2020年の11月からまず米国のユーザーを対象にPayPalアカウントでビットコインなどの4種の暗号資産の売買を可能にしており、2021年には保有するビットコインから支払うことを可能にすると発表しています。
他にも、今年になってマスターカードが「2021年後半には、加盟店が約の暗号資産での決済を行える機能を提供する」という事を発表したことで仮想通貨の価格は一気に跳ね上がりました。
確かに現時点では決済手段としては不向きでも、このニュースを見ると将来的には、かつて電子押印が浸透すると思っていなかったみたいに世界的に浸透していく可能性が高いわね。
そうだね!かなり長期目線で仮想通貨をホールドできるなら、あとで説明する資産的側面だけでなく通貨的側面としての可能性も十分考えられるよね!
もっと遠い将来かと思っていたけど、実はもう少し近い未来の話なのかもしれないわね!
実際に日本でも皆さんが知っているビックカメラがビットコインを使って支払いできるという店舗も導入しています。
現時点では日本国内でも浸透しつつあるキャッシュレス決済サービス程の利便性が無いので、利用価値は低いですが将来的には世界共通の決済手段として価値が見直されると考えます!
資産的側面:価値の保存
次に現時点ではほとんどの人が仮想通貨に対して考えているであろう「資産的側面」としてはどうでしょうか。
すでに見てきたように仮想通貨は「価値が安定しない」ため、現時点では安定志向の資産としての魅力には書けます。一方で、「価格変動の大きさ=リスク」を自分の許容できる範囲であれば投資対象となりえるのではないでしょうか。
「伝統的資産の代表である株式」の他にも債権・不動産・金など、現時点で多くの人に投資対象として選ばれているものがありますが、将来的にはそれらに匹敵する「価値の安定した資産」となりえる可能性があると考えています。
仮想通貨の価値の可能性については後程説明したいと思います!
ビットコインは発行数の上限が決められているから、埋蔵量に上限のある金に例えて「デジタルゴールド」と称されることがあるね!
仮想通貨の価値の決まり方
仮想通貨と法定通貨の決定的な差は次の通りです。
【法定通貨】
中央政府による裏付けがあり、法で定められた貨幣であると明言されていること
【仮想通貨】
中央政府による裏付けは無いので理論価格はないこと
現在、ほとんどの国で法定通貨システムに基づいて中央銀行と通貨準備金が貨幣の供給量を調節し、間接的にインフレを抑制する仕組みとなっています。
一方、仮想通貨は中央政府や公的機関による規制がないため、法で定められた貨幣としては認められていません。また、仮想通貨の供給量は一般的に一定であり、それゆえにインフレを受けての通貨切り下げ措置は無いという事になります。
じゃあ、どうやって価値は決まるの?
さっき紹介した「デジタルゴールド」という考え方で考えてみるね!
仮想通貨の価値:デジタルゴールドと呼ばれる意味から考える
例として、仮想通貨の中で時価総額の大半を占めるビットコインで考えてみたと思います!
ビットコインの発行上限は2100万ビットコインと設計されていて、2021年時点で既に約90%のビットコインが発行されています。ビットコインの新規発行量は時間の経過と共に減っていきますが、それはビットコインに半減期があるからです。
半減期についてはこちらで分かりやすく説明されています。
\【2020年6月更新】ビットコインの半減期とは?仕組みや影響を解説/
(Coincheck公式HPより)
これらを踏まえてビットコインの価値を考えていきます!
「ビットコイン資産価値=金の資産価値」とした場合、宝飾品を含む金の時価総額(約10兆ドル)を発行上限の2100万ビットコインで割ると、、、
「1ビットコインあたり約5,200万円」
テンバガーね。もっと買いな!
あくまでも将来的に可能性がある!というだけの話で、いつかは絶対にこの辺の価格まであがる!というものでは無いから要注意だね。
「将来的には1ビットコインは1億円だ!」という方も居ますが、僕個人の意見としては「流石に1億円は無いかな…」と思っています。
一方でゴールドに相当するものだと想定した時の価格として計算した「1ビットコイン=約5,200万円」という価格は上限まで発行された時の価値としてはリアリティがあるのではないかと思います!
(※この計算は将来の価格を保証するものでは無いので、投資は自己判断でお願いします!)
仮想通貨の価値:取引手法から考える
仮想通貨の価値について、次は具体的な取引の手法を「伝統的な資産の代表である株式投資」との比較で考えてみたいと思います!
仮想通貨の取引の主な特徴は次の3つです。
- 取引方法 – 仮想通貨取引所で直接売買される
- 取引時間 – 24時間365日取引可能
- 値幅制限 – 値幅制限がない
これらそれぞれの特徴について詳しく説明していきます!
特徴①:取引方法 – 仮想通貨取引所で直接売買される
「伝統的な資産の代表である株式」の取引では証券会社に売買注文を出し、それらが証券取引所で集められ、それぞれの需給により売買が成立します。
最近では楽天証券やSBI証券などが有名ですが、
売買する際にどの証券会社を使っても、同じ証券取引所で取引されるため、同じ時間に注文を出せば、基本的に同じ価格で株を売買できるようになっています。
そんなの当たり前のことじゃな無い。何言ってるの?
でも仮想通貨はそうじゃない。そこがと仮想通貨の大きな違いなんだよ!
一方、仮想通貨取引所は現在、世界中にたくさんの取引所が設置されており、そこでの取引は口座を開設している人同士で直接売買が行なわれます!
そのため、仮想通貨取引所ごとに少しずつ売買価格が異なるということが起こります。
おなじものを同じ時間に買っても価値が違うのは困るわね…
株式投資が凄すぎるだけで、意外と普通のことかもしれないよ。
実際外で買い物する時は同じものを買っても、お店ごとで値段が違うのはよくあるよね!
そう言われてみればそうね。
株式投資のシステムがいかに整備されているかがよく分かるわ!
株式投資とは異なり売買する取引所によって値段は変わる!
特徴②取引時間 – 24時間365日取引可能
次は取引時間についてです。
原則、株式投資は証券取引所が開いている時間にしか正式な売買はできません。FXのような為替取引は、平日は24時間取引可能ですが、こちらも週末は取引できません。
一方、ビットコインは24時間365日休みなく取引できるのが特徴です!
もはや投資をするのが好きな人は日本株・米国株だけでは投資できない時間があるからという理由で仮想通貨を取引している人もいます。笑
24時間365日取引可能であることの影響は実はかなり大きくて、「世界中の誰でも・いつでも・自由に取引に参加できる状態」という事を意味します。
ビットコインに投資すると、寝ている間に資産が激減・激増しているということもしばしば起こります。ここは人それぞれですが、僕として大きなリスクを背負っている部分であると感じています。
特徴③:値幅制限 – 値幅制限がない
最後は値幅制限についてです。
一般的に株式取引の場合は「ストップ高・ストップ安」などの仕組みがあることで、相場変動を一定の範囲内に収める働きをします。
一方、仮想通の貨取引には株式投資のような値幅制限がないため、急騰と暴落の幅は計り知れません。
そもそも仮想通貨の取引量は伝統的な資産である株式などに比べて、発行数が圧倒的に少ないこともあり、どうしても価格が一気に暴騰したり暴落したりするなど、変動幅が大きくなりやすいという特徴があります!
株式などでも発行数の少ない小型株はIRなどにより連日ストップ高を出すこともありますよね!しかも株式にある値幅制限が無いとなると、より一層リスク許容度を正確に把握しておく必要があると思います!
まとめ
仮想通貨の価値について紹介しました。
- 将来的には現時点からでも10倍以上になるポテンシャルを持っている
- 現時点では「価値が安定しない」ため、投資対象としては出来るだけ抑えた許容範囲内とするのがいい
自分のポートフォリオに対して5%を上限とするなど、明確に線引きをして取引をするのがオススメです!
僕自身、改めて「仮想通貨の価値」について考えることで現時点でどれくらいの投資対象になりえるか、また将来的な可能性を考えて具体的な数字に落とし込むことでより現実的に投資と向き合えるようになりました!
皆さんもこの記事を参考に投資対象になるかどうか検討してみてはいかがでしょうか!
仮想取引を行うのに僕も利用しているのがCoincheckです!
現状、口座開設が集中しているため、手続きから実際に取引が開始できるまでに2カ月以上必要になります。今後、仮想通貨取引を考えている人は開設は無料で行えるので早めに開設手続きをしておくのがおすすめです!口座開設がまだの人はこちらから↓
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(現在準備中です!もう少々お待ちください!)
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コメント
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