大学3年生・大学院1年生になると基本的には逃げることが出来ないイベントがあります。
それは「就職活動」(以下、就活)です。
最近の小学生はなりたい職業ランキングに「Youtuber」が男女ともに上位に入るなど、
今すでに社会人として働いている人からすると信じられないくらいの変化が訪れています。
一方で、現時点で大学3年生・修士1年生の学生にとっては、まだまだ企業就職が主流だと言えます。
この記事の筆者も修士1年の時に就活をして、無事内定を頂いた某ゼネコンの設計部で働いています!
今日は建築設計の企業就職を志す学生、
特に筆者のように「ゼネコン設計部を志望する学生」に焦点を絞って、
- 設計志望の学生の主な進路と選択肢
- ゼネコン設計部を志望する理由
を紹介していきたいと思います!
設計の仕事に就きたいけれど、
どういう基準で企業を選べばいいか分からない・・・
という人は最後まで読んで、就活の参考にしてみてください!
- 設計の仕事がしたい
- 企業就職を考えている
- ゼネコン設計部の特徴について知りたい
それでは早速、本題に入っていきましょう!
設計志望の学生の主な進路と選択肢
大学や大学院で設計を志望する学生の主な進路と選択肢は次の4つです。
- ゼネコン設計部
- 組織設計設計部
- ハウスメーカー設計部
- アトリエ設計
この4つ進路について、それぞれの特徴を簡単に紹介した後、
ゼネコン設計部を志す理由について詳しく紹介していきたいと思います!
①ゼネコン設計部
始めに紹介するのは筆者自身も働く「ゼネコン設計部」の特徴です。
そもそもゼネコン・ゼネコンと言いますが、何の略か知っていますか?
ゼネラルコントラクター(General Contractor)の略で
工事全体を発注者から直接、一括で請負い、
工事全体をまとめる総合建設業のことだよ!
ゼネコンと言えばスーパーゼネコンと呼ばれる大手5社(竹中工務店を含む)を筆頭に、大小多くの会社が存在します。
会社規模が大きくなるに連れて、工事規模も大きなものを請負うことが多くなります。
色々と話題になった国立競技場もスーゼネ大成建設が施工だね!
そんなゼネコンの一つの部署としてある設計部の最大の特徴は
「自分が設計したものを、必ず自分の会社が施工を担当する」
と言うことです。
詳しくはゼネコン設計部を志望する理由で紹介しますが、先ずはゼネコン設計部の特徴として
「施工部門との連携が欠かせない」
ということを認識しておきましょう!
②組織設計設計部
次は組織設計の設計部です。
組織設計設計部は所属するのは「組織設計事務所」になります。
組織設計事務所と言われてわかりますか?
設計を専業(=設計契約で収益を得る)とする比較的規模の大きな設計事務所の総称だよ!
先ほど紹介したゼネコンは自社設計・自社施工を行うのに対して、
組織設計事務所の場合は設計・監理は行いますが、施工はゼネコンなど他の施工会社が行うことになります。
特徴としては、
ゼネコン設計部やアトリエ設計部と比較されることが多く、
設計する建物の規模としてはゼネコン設計部と同程度の案件を中心に行います。
組織設計のデザイン面での特徴
意匠性に関しては、ゼネコン設計部と比較すると
「施工部門の意見を強く反映する必要が無いので、意匠的に攻めたことが出来る」
一方で、アトリエ設計と比較すると
「施主よりコストと品質面の担保を要求されるため、堅実なデザインが中心となる」
という側面があります。
組織設計の企業規模
企業規模はゼネコンなどと比較すると一部を除き、
ほとんどの組織設計事務所の方が小規模だといえます。
そのため給与面や福利厚生では劣る部分があることも事実で、
就職先を考えるうえで大事な一つの要素になります。
代表的な会社は「日建設計・三菱地所設計・日本設計など」が挙げられます。
③アトリエ設計
次に紹介するのは「アトリエ設計」です。
アトリエ設計とはどういう設計事務所のことかわかりますか?
代表となる建築家が開設した個人設計事務所のことだよ!
今まで紹介した2つの設計部と比べると比較的小規模な案件を中心にと扱います。
アトリエ設計のデザイン面での特徴
デザイン面に関しては「代表者の作風」が強く表れたものが多くなる傾向にあります。
企業の設計部と比べると
「コンセプトが前面に押し出された建築」
であることが大きな特徴だと言えます。
アトリエ設計の企業規模
アトリエ設計は会社規模も小さく、仕事量にもムラがあることが多いため
「給与や福利厚生はほとんど期待できない」と言えます。
また、アトリエで働く所員も将来的には独立を考えている人がほとんどであるため、
終身雇用の世界とは全く違うということを認識する必要があります。
日本での代表的なアトリエ設計事務所は
- 隈研吾を代表とするKKAA
- 安藤忠雄を代表とする安藤忠雄建築研究所
- 西沢立衛と妹島和世が代表のSANAA
などがあり、いずれも個人事務所でありながら世界を代表するアトリエ事務所です。
④ハウスメーカー設計部
最後に紹介するのは「ハウスメーカー設計部」です。
先に紹介したゼネコンや組織設計事務所が「比較的大規模な物件を中心に扱う」のに対して、
ハウスメーカー設計部は基本的には戸建て住宅をメインにした住宅系が中心になります。
と言いたいところですが、、、
それは数年前までの話で、最近では
- 物流施設やデータセンターなどの事業施設
- 企画開発からテナントリーシングなどまでを行う商業施設
を中心に年々収益を上げています。
かつてはスーパーゼネコンが建設業の中で最大規模を誇っていましたが、
現在では東証1部上場企業における建設業の上位3社はいずれもハウスメーカーが占めています。
かつてはハウスメーカーとゼネコンでは同じ業界でも
「大規模建築物」と「戸建て・小規模住宅」専門・得意とする分野が違ったため、
競合という認識はほとんど無かったと言っても過言ではありません。
しかし、ここ数年で業界内での立ち位置は大きく変化し、
現在では分野によっては競合他社ではなく、コスト勝負で強いハウスメーカーの方が大きな優位性を持っていると言うこともしばしばです。
結果として、ハウスメーカー設計部は
「物流施設やデータセンターなどの分野においてはゼネコン設計部と同じような仕事をしている」
と言えます。
また、企業規模も大きいハウスメーカーでは給与や福利厚生も充実したものとなっているのが特徴だと言えます。
他にもデベロッパーやインテリアデザイン、施工系など建築系の学生には多くの選択肢がありますが、ここまではその中でも設計職に特化した選択肢の特徴を紹介しました。
ここからはさらにその中でも筆者と同じように「ゼネコン設計部を志望する」人がより選びやすくなるように、次の章で「ゼネコン設計部に特化した特徴」を詳しく紹介していきたいと思います!
建築設計を志望する人がゼネコン設計部を志望する理由
先ほど話した通り、ここからはゼネコン設計部で働く筆者が
- なぜ、ゼネコン設計部を志望したのか?
- ゼネコン設計部のどこに魅力を感じたのか?
を自らの勤務経験を基に紹介したいと思います。
ゼネコン設計部を志望する理由は主に次の5つです。
- モノづくりの現場が身近にある
- 計画の川上から川下まで全てに関わることが出来る
- 国を支えているという自負がある
- 希望すれば海外勤務が可能
- 福利厚生が手厚い
それぞれの理由について、なぜそう思うか?も含めて詳しく紹介していきます。
理由①:ものづくりの現場が身近にある
建築設計を志す人の多くが「小さなころから工作のようなものづくりが好きだ」という人はおおいでのないでしょうか?
現在、ゼネコン設計部で働く筆者も小さいころから工作などモノづくりが好きでした。
ゼネコン設計部の最大の特徴は、先ほども紹介した通り、
「施工部門が同じ組織内にある」ということです。
それは設計プロセスに大きな違いを与えます。
まず基本のおさらいとして、設計は次のような流れで進んでいきます。
また各ポイントでデザインレビューなどの設計検証が行われます。
- フェーズ1企画
敷地の選定やどのような規模で建てるのかを検討
- フェーズ2基本計画
必要な機能がどの程度入るかなどの検討
- フェーズ3基本設計
具体的なデザインの検討や法的な条件への適合を検討
- フェーズ4実施設計
実際に施工するにあたり細かな収まりとコストの最終検証
- フェーズ5工事監理
施工段階で設計図と相違なく出来ているかの確認
設計を専業としている組織の設計部の場合、
基本的には実施設計段階まで設計者だけで検討を進めます。
設計者だけで行うメリットは
「設計段階でのデザイン性が担保される」と言うことです。
一方でデメリットは
機能や品質面で実際にものづくりを行う人のチェックを受けていない状態になるため、
施工段階で収まっていないことが判明し「設計変更を余儀なくされる」と言うことです。
一方、ゼネコン設計部の場合は、
基本的に基本設計段階から施工部門も設計検証の打合せに参画し、
施工目線での性能・品質面に関して意見を出し合います。
時にデザイン性を損なう意見が出ることもありますが、
そのまま設計者の意見を押し通しても「思っていたようには施工できない」ということも良くあります。
また設計者自身も設計段階から施工目線での指摘にも対応できるよう、
事前に細かな収まり詰めておく必要が出てきます。
このように施工部門が早い段階で介入することで、
プロジェクトに対してフロントローディングが行われ、
設計と施工が一体となった「リアリティアあるモノづくり」が進んでいきます。
ものづくりのなかでも建築は
- 場所
- 気候
- 用途
など様々な条件により、一つとして同じものはない「究極の一品生産」だと言えます。
この「究極の一品生産」である建築をより良くするためにも、
実際に作る人の声を聞き、意見を交わして納得し、最終成果物にしていく必要があります。
その点においてゼネコン設計部は
「設計段階での作り込みの精度が高くなる」という
大きなメリットを持っていると言えるでしょう。
理由②:国を支えているという自負がある
ゼネコン設計部を志望する2つ目の理由は
「国を支えているという自負がある」ということです。
「国を支えているなんて大げさだ!」と思う人もいるかもしれません。
むしろ、「ゼネコン=裏金」というイメージが当然のように世間では通っています。
確かにゼネコンは会社の規模が大きくなればなるほど、建築や土木で扱う規模も大きくなります。
結果的に国や地方自治体の仕事を請負うことも多くなります。
そして、それらの仕事は大きなお金が動くことが多くなります。
そこにごく一部の人間が悪意を持って近寄る人がいるのも事実で、
世間からは「政治と金の問題」が常に付きまとっているというのは正直あるかと思います。
一方で、国内やアジア諸国のインフラや大規模建築を見てみると、
ゼネコンの仕事は多岐にわたって関りを持っていることがわかります。
こと災害大国日本に関しては、地震や豪雨災害といった自然災害が常に隣り合わせにあります。
例えば、東日本大震災のような震災が発生した時、
ゼネコン各社は被災した道路の復旧だけでなく、被災した建物の安全性の確認を行うために日々各地へと飛び回りました。
自分たちも被災者であるため、自身の生活も大変な状況下で
「自分たちの設計・施工した建物への責任感」と「自分たちの仕事に対する使命感」で、
毎日被災地に飛び回り、現地確認を続けたことは意外と世間では知られていません。
このように日々、信頼を蓄積し自分たちの仕事に誇りをもって望んでいる人が沢山いる一方、
一部の人の世間に対する裏切り行為により、長年蓄積してきた信頼は一瞬で失われてしまうと言うことを痛感します。
ですが、「常に誰かが目を光らせている」ということは
「自分たちの仕事は常にどこかで必要とされている」ということの裏返しでもあると思うこと、
ひいては、「自分たちの仕事は国を支えているんだ」
という自負を持って仕事に臨むことが出来るのではないでしょうか。
理由③:希望して海外勤務ができる
ゼネコン設計部を志望する理由として、3つ目に紹介するのは
「希望して海外勤務が出来る」ということです。
建設業は日本国内において市場が縮小傾向にあると言われており、
決して成長産業であるとは言えません。
一方で世界に目を向けてみるとアジアを中心とした発展途上国各地で開発が行われています。
日本のゼネコン各社も国内で縮小しいていく分、
海外事業を成長させようと海外勤務可能な人材を募っています。
それゆえ海外勤務を行うために英語能力など一定の条件を満たす必要がありますが、
「希望して海外に行く」ということが可能になります。
一方、他のアトリエや組織設計事務所に就職した場合、
ゼネコン設計部が希望して行けるように、海外での仕事を担当できる可能性は一気に低くなります。
長い目で自分のキャリアを考えた時に
「海外勤務をしたい!」と思っている人はゼネコン設計部が一番の近道であると言えるかもしれません。
また、海外勤務となった場合、立場上設計と言う枠に捉われずに働くことを求められるかもしれません。
その理由はゼネコンは都市開発も含めて関わりを持つことが多くなります。
そのため、国内ではあくまでも設計者・施工者としての立場であることがほとんどですが、
海外ではある種のデベロッパー的立場で仕事に取り組むことにもなります。
就活をする上で「デベロッパーの仕事にも興味があり悩んでいる。。。」という人にとっては、
「設計の仕事をしながら、デベロッパーとしての仕事も経験できる可能性がある」ということは大きな魅力の一つだと言えます。
就活の際に「デベロッパーと設計で悩んでいる」という人は
ゼネコン設計部がどちらも経験できる可能性がある一つの選択肢ではないでしょうか。
海外勤務時の注意点
海外勤務を希望する際の注意点は2つあります。
- 基本的には発展途上国での勤務になる
- 国を跨いだ異動が多くなる
注意点①:基本的には発展途上国での勤務になる
先に述べた通り、基本的には日本よりも成長していない発展途上国での勤務がメインになります。
- 日本での便利な生活を捨てたくない
- 家族が心配だ
と考えている人には向いていないと言えます。
一方で、発展途上国での勤務になると
会社から支給される給与も日本円での給与と現地通貨での給与が支給されるため、
年収は大幅にアップします。
また、発展途上国ゆえに人件費が安いことも多く
- 家から職場までの送迎付き
- 家政婦さんを雇って家事を依頼する
と言うことが可能になる場合もあります。
海外勤務から帰国すると家事をしなくてはいけないので、帰国を嫌がる配偶者の方もいるという噂です。。。笑
注意点②:国を跨いだ異動が多くなる
もう一つの注意点は「国を跨いだ異動が多くなる」と言うことです。
発展途上国での仕事の多くは日系企業から依頼されることが多くなります。
それらは一か所に集中して投資するのではなく、アジア諸国の中でも一定程度分散して仕事が出件します。
結果的に一つの仕事を終えると、次の仕事は違う国。ということも多々あり、
数年間の海外勤務で複数の国を異動したということも多くなります。
それらに家族帯同で移動する場合は、
コミュニティがつぎつぎと変わるため、家族にとっては少し大変な部分が多くなると言えます。
家族がいる人は家族の希望も確認して決定する方が良いでしょう。
理由④:福利厚生が手厚い
4つ目に紹介する理由は「福利厚生が手厚い」と言うことです。
こちらも先に述べた通り、アトリエ設計や組織設計と比較してゼネコン各社は設計部門・現場部門を持つため、必然的に会社規模も一定規模以上となります。
規模が大きい会社の特徴でもある「福利厚生の充実は就職をしたあとの大きなメリット」であると言えます。
代表的な福利厚生は
- 社宅、寮、住宅手当などの住居補助の充実
- 保養所など厚生施設の充実
- 各施設が割引で利用できる
- 給与形態がしっかりとしている
と言うことです。
就職する際に大事なのは仕事内容ももちろんのこと
「給与やその他の待遇はどの程度あるのか」と言うことではないでしょうか。
日本では就職する時に
「具体的な給与について詳細を聞くことを暗黙の了解で避ける」ことが多いのが事実です。
ですが、繰り返しになりますが実際に仕事をする上で会社に対する満足度を左右するのは
仕事内容は勿論のこと、「給与やその他の待遇」だと言えます。
ゼネコンの給与やボーナスが知りたい人はこちらの記事で詳しく書いているので参考にしてみてください。
\【就活生必見!】スーゼネ7年目夏のボーナスを大公開!!/
仮に一定程度給与を貰えた場合でも、福利厚生は乏しく勤務地が東京都内の場合、
通勤時間を短くするために会社近郊に住めば、必然的に家賃も高くなります。
結果として仕事量や報酬に見合う生活を送るのが苦しいと言うことにもなりえます。
他にも、福利厚生の一つである保養所などの厚生施設が充実している会社に所属している場合、
旅行で保養所を利用することで、経済的に負担を減らしながら仕事以外の時間も充実させることが可能になります。
他にも仕事上多くの企業との取引があるため、
各企業が提供するサービスを無料・割引価格で利用できるなどいくつかの大きなメリットがあります。
有名な美術館の入館料が無料になると言うこともあるよ!
建築設計という仕事は日本国内において、アルバイトのように安月給で長時間労働と言うことが当たり前だと言いうような風潮があります。
そんな風潮がある中でもゼネコン各社の給与形態は一定程度の水準となっていることが多く、
これら福利厚生と合わせて考えると、多くの人にとってある程度満足いく水準だと言えるのではないでしょうか。
理由⑤:計画の川上から川下まで関わることが出来る
最後に紹介するのは「計画の川上から川下まで関わることが出来る」と言うことです。
設計と言う仕事は、先ほども紹介した通り
「企画→基本計画→基本設計→実施設計→工事監理」という流れで進んで行きます。
設計を専業とする組織設計では基本設計までを担当し、実施設計はゼネコンが行うということも多々あります。
またゼネコンは会社の規模が大きいという特徴も紹介しましたが、
施工部門以外にも開発部門も同時に社内部署としてある会社がほとんどです。
そのため、開発部門が企画を考え、設計部が基本計画~工事監理を行うことが可能になり、
自社だけで建築に関わる一連の流れを担うことが出来るようになります。
建築の一連の流れを経験するメリットは、当然ですが
「違う立場の人の考え方を聞き、理解することが出来るようになる」と言うことです。
設計者に必要な職能として、設計力は当然のように重要ですが
「色々な人の話をよく聞き、その人たちの思いをくみ取りながら建築で空間にしていく」
という力がとても大切になります。
そのように、色々な人の意見を自社の中で聞くことが出来るというのは
「ゼネコン設計部ならではの特徴であり大きなメリット」であるといえます。
まとめ:建築という世界のリアルを見るならゼネコン設計部がおすすめ!
今日は建築を学ぶ学生や転職を考えている人に向けて
「ゼネコン設計部という組織を志望する5つの理由」を自らゼネコン設計部に勤める一個人の考えを交えて紹介することで、
設計を学ぶ就活生や設計職の中で転職を考えている人の一助になればと思い記事にしました。
以下については改めて注意点としてご了承ください。
本記事ではあくまでもゼネコン設計部の魅力に重点を置き、お伝えしています。
他に紹介した組織設計事務所やアトリエ事務所、ハウスメーカーなどにおいても、各会社ならではの良さがあり、それら組織の在り方について否定するものではありません。
建築と言う世界のリアルな部分を見て・触れてみたいと思っている人にとっては「ゼネコン設計部」が向いていると私は思います。
設計の就活では自身のポートフォリオ(作品集)を作って面接などに臨むという、他の就活と比較して少し特徴的な側面がありますが、
作品集だけをいくら充実させても、最終的な決定打は面接などでいかに自分を表現できるかにかかってきます。
就活で自己分析をする時、主観的な分析はただの自慢話へと繋がりやすい傾向にあります。
そうならないためには
になります。
- 親しい友人や学校の先生
- 家族や親戚
- 就活サポートを行っている会社
などが客観的かつ親身に話を聞いてくれるでしょう。
特に多くの就活生を見て内定者などからも情報を収集している
「就活サポートを行っている会社」がオススメです。
- 就活サポートをしているおすすめの会社
- 【キャリアスタート】
:学歴フィルターなしで就活支援を行なっている会社
【キャリアパーク就職エージェント】
:Zoomを使ったWeb面談にも対応、優良ホワイト企業に特別推薦なども行っている会社
また、筆者が働くスーパーゼネコンでも積極的に中途採用の募集を行っています。
今の職場よりも
- 自分に向いている
- 自分が挑戦したい
と思える環境であったなら、転職も検討してみてはいかがでしょうか?
ハイクラス転職には「CareerSuite|ハイクラス向け転職相談サイト(※リンク修正中)」
がおすすめです。
今、少しでも転職について考えているのであれば「現時点での自信の相場」を知るだけでも、これからの行動に変化が現れます。
先ずは無料で会員登録して自分の将来についてのヒントを手に入れましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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